夜に行う介護の仕事は、日中の介護とは違う点がいくつかあります。まず、夜間の勤務に関しては、人員体制が日中と比べて少ないという点が挙げられます。日中は、食事の介助や入浴介助、レクリエーション活動などがあり、人手が必要な業務がありますが、夜間は利用者が就寝するため、それらの介護サービスを担当する必要はないからです。主に巡回やバイタルチェック、排泄介助などが中心になるので、人員が少なくても十分にこなせると考えられています。

また、夜勤のシフトは日中に比べて長いのが特徴です。3交代制を採用している事業所なら8時間で済みますが、2交代の場合は16時間にも及ぶことがあるので、日中よりは拘束時間が長くなってしまいます。ただし、勤務明けとその翌日には、しっかりとした休みをとれるようになっているので、多少不規則な生活を強いられても、プライベートな時間をたっぷりとほしい方には向いているかもしれません。

とはいえ、夜間は緊急時の対応があると、人数が少ない分慌ただしくなり、判断の遅れが利用者の命を左右することにもなりかねません。また、仮眠の時間はありますが、オンコール対応が続いたり、利用者に異変があれば、仮眠を取れなかったり、残業をしなければならないこともあるため、夜間の仕事を希望する場合は、メリットとデメリットを十分把握しておくべきでしょう。夜間に特化した仕事については、こちらのサイト<http://zaitaku-nightcare.com>にナイトケアというサービスが取り上げられているので、興味がある方はぜひ一読してみてください。